借入金の返済が厳しくなった場合、債務整理という方法があります。
債務整理と聞くと、自己破産を思い浮かべる方も多いかと思いますが、自己破産以外にも個人再生や任意整理という方法があります。
この記事では任意整理を司法書士に依頼した場合の費用相場や、費用の支払いに関して解説していきたいと思います。

任意整理とは？

任意整理とは債務整理のひとつであり、裁判所を介さずに債権者に合意を得て元本を減らしてもらったり、利子を免除してもらったりして返済する方法をいいます。
自己破産のように借金の支払いが免責されるわけではありませんが、債権者が任意整理に応じてくれた場合、ある程度債務を圧縮できます。
ただし、任意整理は債務者が直接交渉しようとしても、債権者が受け入れる可能性は低いです。
そのため、専門家に依頼して交渉してもらうことが一般的な方法になります。
任意整理を司法書士に依頼した場合の費用はどの程度になるのか、費用相場に関して紹介していきたいと思います。

司法書士に任意整理を依頼する場合の費用相場

司法書士の報酬は自由報酬制が採用されています。

司法書士が事務所ごと設定できるため、決まった費用というものはありません。
しかし日本司法書士会連合会では「債務整理事件における報酬に関する指針」を公表しており、この指針によると、債務整理に関する報酬の目安は以下の通りとなります。

• 着手金　5万円以下（1社あたり）
• 減額報酬金　減額分の10%以下
• 過払い金報酬金　訴訟によらない場合は回収額の20%以下
• 訴訟による場合25%以下

司法書士法人エベレストでは、任意整理に関して原則以下の費用で対応しています。

• 着手金：１社当たり33,000円（1社のみの場合は55,000円）
• 減額報酬　0円
• 通信費　2,200円

任意整理に悩む方に寄り添った価格設定となっていますので、お気軽にお問い合わせください。

任意整理費用を一括で支払えない場合

任意整理の利用を考えている方の多くは、経済的に厳しい状況にあるかと思われます。
そんな状況では、司法書士費用の支払いが厳しいというケースもあるでしょう。
司法書士費用を一括で支払えないという場合、どうすれば良いのでしょうか。

分割払いに対応する司法書士事務所に相談する

司法書士事務所の中には、分割払いに対応している事務所もあります。
事前に分割払いが可能かどうか分からない場合まずは相談に行き、おおよその費用と分割払いが可能かどうかを確認しましょう。

法テラスを利用する

費用を抑えるという点では、法テラスの利用も一つの方法です。
法テラスには、司法書士費用の立替制度などもありますので、利用を検討してもいいかもしれません。
なお、司法書士法人エベレストでは、当事務所でご相談を受け、当事務所経由で法テラスの援助申請を利用することも可能です。法テラスの利用に抵抗感がある方は、ぜひ一度当事務所へご相談ください。

まとめ

任意整理をするためには、司法書士など専門家に業務を依頼する必要があります。
司法書士は自由報酬制ですので、決まった報酬というものはありませんが、目安となる相場はありますので、参考にしてください。
司法書士費用を一括で支払えない場合は、分割払いや法テラスの利用も検討してみましょう。
すでに経済的に厳しい状況である場合、まずは何より司法書士に相談をすることをおすすめします。